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人柄や能力は

   子どものころの体験が大事

       好奇心や冒険心を育てることが

           豊かな人間を作るのだ

​                       井深 大(ソニー創始者の一人)

​アウトドア事業の創設経緯

 6年前から、別団体の学童保育の現場で夏の遠足やキャンプを企画・実施を行っており、1年生から高学年まで縦割りの班でカレーライスを作ったり、中学年以上では1泊2日のキャンプを実施する活動をしてきました。

 最初はただ楽しむための行事という感じでしたが、野外炊飯では、子どもたちが自ら役割を決めて、包丁や火を前にして自分たちの食事を作り、そこに、大人はちょっと手助けしてあげます。そういう中で、「自分たちで作ったカレーライス」は、ちょとゆるかったり、ご飯が固かったり、とても美味しくできたり、子どもも大人も様々な体験を通しての学びが大いにあることに気づかされました。そして、その場だけでなく、そのカレーができるまでには、お家で包丁の使い方、カレーの作り方などをお子さんに伝えてくださった保護者の方もいらっしゃいました。

 宿泊では、友達と一つ屋根のした過ごす時間、あまり知らない友達とも協力して活動することで、初めて知る自分自身や友達の一面、日々の生活について振り返る場面に遭遇します。夕方からちょっと寂しくなってしまう子もいましたが、次の日は元気いっぱい。人との絆を深めながら活動する姿が見られました。そして、その後の学童クラブにおいてもこの自信や絆が維持されていて、こういった活動が非常に子どもたちに有意義であることを身をもって感じました。

 学童クラブ以外でもこのような活動を行い、親子、友達関係、自分を見つめなおし、自信をつける機会を子どもたちに提供したいという想いから、夏など年に数回ではありますが、アウトドア事業を実施していきたいと考えています。ぜひご参加を、お待ちしています。

​火を触る子どもたち

 最近の子どもたちは、直接、火を手で触ろうとする子どもたちが増えているそうです。

 なぜかというと、

 今、ガス台がIHの家庭が増えていて、子どもが本当の火を見ることがほとんどなくなっているため、その火の扱いや危険性などを学ぶ機会がなくなっているからです。

 世の中は便利になってきており、子どもは便利さや安全の代償として、知らぬ間にいろんな体験の機会が奪われていることの表れではないかと思います。

 「生きる力」 というキーワードが各方面で話題になっています。

 

・非認知能力(簡単に推し量れない学習的能力以外の生きる力を表しています)

 

 しなやかな心(レジリエンス)

 グリット(やりぬく力)

 EQ(情動知能)

 HQ(人間らしさの知能)

 

 主体性        …など

キズナベースは「体験」をテーマとし、

 

安全を確保したうえで、実際の経験を通して様々な体験が

行えるよう支援を行い、そこでの学び

 

(例えば、火の扱い方や危険性など)を重視しています。

体験にあたって

 自然の中で助け合い、共同的に作業を行い、

衣食住を共にすることは、何事にも代えられない経験です。

 

キャンプに参加する前の準備から、

その後その体験をどう活かしていくか

参加する前にぜひ親子で話し合ってみてくださいね。

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